Archive for the ‘Diary’ Category
This article is written in Japanese.
去年買った物シリーズの続きです。
通常2年くらいに1度は買うという当たり前のモノなのに、最も満足した製品かもしれません。
それは一言。久々にあるべき姿のiPhoneを手にした感じです!
ちょうどいい大きさ、手に持った時のホールド感、Androidとは明確に違うデザイン。
iPhone 12 miniで、ようやく筐体が大きくなったことで失われたホールド感を誤魔化すために側面を丸くするという悪習を捨てられました。
[* 3/11 スリーブに入れた画像を追記]
*なお、この記事は手の大きな人はiPhone 12と読み変えてもいいのかもしれません。
*またこの記事は元々、過去のiPhoneに途中どういうデザインの悪い紆余曲折があったのかという負の側面から書き始めた長い長い文章を、現在のiPhone 12 miniを基準にどう良くなったのかという体裁で、視点を変えて簡潔にしたものになっています。
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[左から iPhone XR, iPhone 8, iPhone 5s が並んだ画像]
電話として良いデザインだった4-inchディスプレイのiPhone 5sから、よりインターネットをブラウズしたりアプリを動かすのにも適した5.4-inchディスプレイのiPhone 12 miniへと、ようやくデザインが昇華されました。
[iPhone 8 の上に iPhone 12 miniを重ねた画像]
側面が平らな金属になったために、丸くする事で必要以上に大きくなっていた筐体を小さくできました。そして角張っている事で明確な引っ掛かりができ、手が滑ることがなくなりました。
またそれは、カメラが出っ張っていても机の上でより安定性し、繋がれたUSBケーブルに引っ張られて勝手に机から滑り落ちてしまう問題を改善しました。
明確な引っ掛かりのおかげで手が滑ることがないということは、iPhoneを握る時に無意識に入っていた力を不要にしました。非常に楽です。(この無意識に力が入っているという問題は、大きな筐体を使っている人にも当てはまるでしょう。)
また、各ボタンの出っ張りが薄くなったために起こっていた、自然と手がずれてどこかのボタンを押してしまうというヒューマンエラーを大きく減らしました。
そして角に指が当たることで、ボタンに指が触れていても力が入っていません。だから明確に押す意思がないと、間違ってボタンを押してしまうことがありません。
また、ホームボタンが無くなった大きな筐体のために、Siriをボタンで呼び出すというのが難しかった問題が解消されました。
ホームボタンがなくなったiPhoneでは、片方の側面の上の方にあるボタンを長押しするという動作を迫られます。そのボタンを安定して長押しするには反対側の側面の上と下をきっちりホールドする必要がありました。そして、それは非常に困難です。
しかしiPhone 12 miniではちょうどいい大きさのために、iPhoneをホールドした時に人差し指がちょうどSiriを呼び出すボタン部分に位置し、親指から掌にかけてiPhoneの反対側の側面を自然と固定できています。
実はアプリ開発者であるため、iOS 14リリース時に動作確認だけのために、一時的にiPhone XRを買う必要が出ました。
その時分かったのですが。iOSはiPhoneのLandscape表示の時に、一部のアプリが余計な配慮をして、逆に表示が悪くなることがあったのですが、それは小さい筐体のiPhoneを手にすることで解消されました。
下の画像がその例です。
iPhone XRでのメールのLandscape表示(大きいiPhone)
iPhone 8でのメールのLandscape表示(小さいiPhone)
横長の画面にすることで、メールの件名やプレビューに、より多くの情報が表示されることを期待します。しかし実際は大きいiPhoneでは左により短く表示されてしまい、ユーザーの期待を裏切ります。
[iPhone 12 mini(左)とiPhone XR(右)の黒い部分の太さの違いの画像]
そしてiPhone XRでは、側面を丸くしたためにひと回り大きくなり、さらにスクリーンの端が意味なく黒い部分が太くなっていました。
iPhone 12 miniでは、その二重におデブさんな状態が解消されています。
まだまだ今後改善するべきところはあるでしょう。ただ、iPhone 12 miniは現在考えられる技術で正しい方向に進んだと考えていいでしょう!
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・おまけ1
紐で結ぶタイプのトレーニングウェアのズボンのポケットに入れてウォーキングをしていると、iPhone 8だとズボンが下へ下へと重さでずれていきましたが、iPhone 12 miniだと大丈夫そうです。
・おまけ2
iPhone XR PRODUCT RED のマナーモードのON, OFFは狂気でした。ほとんど判別できません。
ONの状態
OFFの画像
どっちも内側が赤いです!
それでは!
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
年末12/18から咳が止まらなかったのが、ようやく1/2にほぼ治り、
12/22からMacが調子悪くなったのをなんとか直そうとして、直そうとして、直そうとしてたのが12/27に結局だめになり、新しいMacとそれで使える最低限の周辺機器を揃えて、元の音楽・開発ができる環境の再構築をようやく1/4に終えてのてんやわんやで、
12/23から2週間ほど取るはずだったホリディが潰れてしまい、1/4からホリディを取ることにしました。
仕事再開は1/15を予定しております。
といっても、ホリディ期間中やることといったら、普段できない仕事をすることなんですが(笑)
何をやるかは言いません。今までの経験上、これをやります!と言ったら必ずできないので~。
言わないと、だいたい少し遅れても、なんとかできることが多いです ^ ^
いろいろありますが、がんばって良い年にしたいと思っております。
みなさんにとっても、今年がよい1年になることを願っております。
どうぞ、本年もよろしくお願いいたします♪
Happy new year, everyone!
ご挨拶遅れましたが、ようやく今年の仕事始めです。
去年はなかなか思うように体が動かず、本来春先に立てた予定で8月にすることを12月まで先延ばしにせざるをえませんでした。
その分、今年はがんがん、頑張りたい気持ちでいます。
それを実現するためには、もう7年前になろうとしていますでしょうか、交通事故の後、精神面含めて崩していた体調を、ぜひとも今年前半のうちに改善したいと思います。
健康を取り戻し、生活のリズムを取り戻し、やりたいことをどんどんやれるように願っております。
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いくつか、すでにTwitterでお話ししましたが、音楽面、アプリ開発面の今年の予定は次のようになっています。
Music :
Album
本来年末に始める予定だった新しいアルバムを制作する準備を、今日からスタートします。
まずはLogic 6の頃から変わっていなかった制作プロセスを、より現代的なLogic Pro Xの世代のやり方に変更し、春先から本格的な曲作りをし、今年中のリリースを目指します。
Live
以前、ライブの準備をしている間にスケジュールが立て込むは、資金は尽きるは、体調戻らないはで、立ち消えになっていたライブをやる予定です。一応、年末を目指して準備しますが、もしかしたら年をまたぐかもしれません。
このライブは以前まで考えていた概念とはまったく違ったものになる予定です。
例えば、ライブハウスではしません。コンサートホールではしません。
東京もしくは東京と大阪といった限られた場所で1度のみ行います。
つまりお客様にその日その時間のスケジュールを必ず空けていただき、それなりに交通費がかかる事を要求します。
その代わり、よりよい音響の中で椅子に座って、近くの方はお友達を誘って楽しめるものになるでしょう。
料金はリーズナブルだと思います。ちっさいライブハウスよりは高くなるでしょうが、コンサートホールほどはぜんぜん高くないでしょう。
ドリンクや食事の強要はしません。
対バンなどなく、ワンマンです。
来場予約された方に1曲、楽曲をダウンロードでプレゼントする予定です。今まで通り、著作権保護もかかっておりませんので、お友達にもすすめて、ぜひいっしょにご来場ください。
また、ご来場された方には、当日のライブの動画を後日配送予定です。
1時間リハーサル、1時間本番、1時間その場でオフ会のようなスケジュールで考えております。
平日の夕方になる可能性が高いです。数ヶ月前にはアナウンスいたします。
普通なら空けにくいスケジュールでも、時間空けて、交通費払って、友達誘って、行って、体験して、本当に良かったと思えるものにします。
と、まぁここまで考えると、やっぱアナウンスは今年ギリギリできても、実際のライブは来年初めになるかもしれませんね。
まずはアルバム制作からですが、アナウンスがあることを心待ちにしておいてください♪
iOS Apps :
今年前半はすべてのアプリについて、次のジャンプに備えて、内部構造のリフレッシュを行います。
現在リリースしているChord NOTE(日本語、English), Guitar Kit(日本語、English), Piano Kit(日本語、English), PET Bottling(日本語、English), 河童劇場(Kappa Theater in English)はすべて、今後も最新の状態にアップデートされ続けますので、ご安心ください。
まずは内部構造を大きく現代化する事で、次に追加する機能をスムーズに適用できるようにします。
その過程で、いくつかのアプリはスムーズな連携を、いくつかのアプリは大胆な機能追加ができるでしょう。
おそらく秋にあるであろう、新しいOSにももちろん問題なく対応します。
そして去年の今頃、調査や実験をしていた新しいSynthesizerのリリースも、すでにいくつか案はあるのですが、少なくとも1つは今年中にリリースしたいと思っています。将来的には、いくつかのシンセサイザーアプリを作成して、バンドル購入できるように考えています。
また、可能ならば、ちょっと変わり種の、他ではなかなか手に入らないであろうシンセにしようと思っています。
とにかくiOS Appの内部構造のリフレッシュ1つとっても、外からほとんど違いがわからないにもかかわらず、ものすごく労力のいる作業になるはずです。
今まで体調の問題で、本来できるはずの1/3くらいの力しか出せませんでしたが、今年は本来ある力をできるだけ発揮できるように、健康を取り戻し、万全の態勢でみなさまに新しいアプリ、新しいアルバム、そしてライブのアナウンスをできるよう、がんばるつもりですので、どうぞ期待してお待ち下さい!
あ、あとこのサイトももっとモダンにしていきたいですね^^
それでは、Have a nice day!
絵本「トイレいけるもん!: おばけのモジくん」を買いました。
以前「ルンバさんのたまご」もご紹介した、モカ子さんの作品です。
おばけのモジくんがガイコツの人形を抱いてるのがチャーミングです^^
こわがりのモジくんが、どうやってひとりで、夜トイレに行けるようになるかの物語です。
たいへん楽しく読みました♪
途中、葉っぱでできた水道管をねずみさんがカジってたりといったちょっとした周辺描画がモカ子さんぽくてステキです。
じいちゃんがちっこくなって、なんか鬼太郎の目玉のおやじか!って感じだったり(笑)
ちなみにぼくが一番好きな絵は、実は表紙の裏扉にある、この漏れそうなのを我慢してる絵です!
すっごい雰囲気出てます(笑)
それではまた~!
F1ビジネス ―もう一つの自動車戦争
第3期Honda F1の初代社長だった人物による書籍です。
HondaのF1第1期はホンダのF1での挑戦の始まり、第2期はエンジンメーカーとしてしばらくマクラーレンと組んだ黄金期、第3期はシャーシーも含めて車全部をホンダとしてやって成功することを目指したが失敗、そして現在の第4期とまとめることができると思います。
この本を手にしたのは従来のF1本とはまったく違った視点で描かれていることが想像されたからです。
ドライバーでもなく、エンジニアでもなく、ジャーナリストでもない、第一線で多くの物事に直面したであろう人物による、わざわざ本を出すレベルのもの。そういう話が聞けるのかなと。
実際、まだ最初の方と、ぱらぱらっと興味を持った部分しか読んでいませんが、十分読み応えのある内容でした。
F1における政治、経済、交渉、興行の仕組み、そういったものが綴られています。
F1のことをまったくご存じない方にはお勧めしませんが、少しでも見たことがある方には、ぜひ手に取ってほしい本です。
F1は時にF1村と言われ、その中で、その裏で、行われる政治に嫌気がさしたと思う方も多いかと思います。
それはヨーロッパで発祥し、今もヨーロッパが中心であることにより、日本人が受けてきた差別を考えるとまた当然と言える一面もあるでしょう。
しかし、それはF1に限ったことなんでしょうか?スポーツに限ったことなんでしょうか?
ぼくは断言しますが、それは違います。
あらゆるものが政治であり、あらゆるものが経済的側面を持っています。
あなたの会社にはあなたと同僚、上司、後輩といった人々との関わりがあり、そういう人々が渦巻く中でどうやってあなたにとって居心地のいい空間にしていくのかというのは政治的問題です。
また、あなたが会社の顔であるならば、あなたは自分の会社に有利に働くように、同業者やライバル企業、監督する官庁、取り上げてくれそうなメディアなどに対して動く必要があり、これは十分政治的です。
町内会もそうでしょう、保護者会もそうでしょう、Twitterもそうでしょう、人が人に出会う時、それは自然と発生するものです。何も政治家だけが政治をやっているのではありません。
また、現代社会にとって、人が何かをするとき必ず必要になるのがお金です。これがなくては何も始まりません。
あなたの企画を通すためにはどのくらいの予算が必要で、それはどこから調達し、どうやってマネタイズするのか?あなたの給料はあなたの働きにどのくらい見合っているのか?
パンツ1枚から大型公共事業まで、何から何までお金がないと始まりません。
あなたができる限りあなたの思うよう、生きたいのであれば、あなたは必ず経済人でもあります。
そういった当たり前の誰にでも関係のある政治や経済などについて、F1を通して描かれているのが本書です。
この書籍は多くの日本のジャーナリストが言う、この業界は特殊で常識は通用しないという助言を否定し、一部の例外を除き「F1は通常のビジネスである」という内実を記しています。
ですから、F1を少しでも知っている人なら誰にでも勧められる1冊になっていると思います。
ちなみにぼくはお安くなっていたKindle版を購入しました。